カード会社の手数料2021年07月28日

7月21日の日本経済新聞に「経済産業省はクレジットカード会社の手数料の開示を要請する」という記事がありました。

私は昨年12月に「キャッシュレスの手数料」というささやきをしました。
その内容は、ひとことで言うと「外食の利益率が低いのにキャシュレスの手数料が高いから導入したくてもできない事業者のためにも、行政は手数料率を下げるなど本当に必要なことを進めて欲しい。」というものでした。

今回の記事の中には次のようなことが書かれています。
一般に手数料というのはカード払いを取り扱っている店がカード会社に支払う「加盟店料」のことです。
・日本の加盟店料 3.25% 経産省の試算(実態を把握していないため)
・欧州 0.3% (2015年に上限を設定して規制した)
・米国 1.0%台もあり (2006年から自主的に公表)

日本の手数料がいかに高いかがよくわかります。
また、多くの店舗を抱える大企業は優遇されることも多く、個人店や中小企業が高率となることも以前から何度も耳にしてきています。

経産省は8月に検討会を設置とのことです。
数字が開示されるだけでは不十分、料率や費用の低減こそ、今すぐに必要ではないでしょうか?
特に個人店や小さい会社については導入費用をゼロにする、キャッシュレス関係の手数料は全て1%以下にする、ということを是非、急いで検討導入してほしいです。

事業者に負担を強いることなく、お客様にも店にも便利で安全なしくみの整備を進める、それこそが国の仕事だと思います。



宇都宮店オープン2021年06月10日

宇都宮店がオープンしました。
店長と働く仲間の皆さん、おめでとう。

宇都宮店は、栃木県の初めての「高倉町珈琲」、全国では34店目のお店となりました。
地主であるオーナー様が「地元の人に喜んでいただける場を!」ということで土地を有効に使いたいと、いいご縁をいただいてオープンすることができました。ありがとうございました。

先日来、オープンを前に「楽しみに待っています」というお客様からのお問い合わせを何件かいただいており、期待が大きいことを実感しています。お店に入った時の、あの「お客様がそれぞれに気持ち良く過ごしている雰囲気」を多くの方にお届けできるように、笑顔で仕事を始めましょう。

高倉町珈琲は、働く人一人一人が、「きれいでゆったりとした店舗空間」・「おいしい料理と飲み物」・「親切な接客」をいつも心がけて、さらに磨こうと努力する仕事場です。

宇都宮店では、店の細かな改良実験をいくつかしています。お店というものは改良を重ね続けても、いつまでも「これでいいや完了だ」とはなりません。人の動きやすさやものの使いやすさをいつも気にしてみてください。おかしいところは、改良して、次の店ではもっとよくする、その積み重ねです。

まずは基本をしっかりと身につけ、正しい手順を確認し、いつも親切にお迎えする、その繰り返しがスキルアップ・レベルアップにつながります。知らないこと、わからないことは「聞く」ことが大切です。
皆さんにお話したとおり、「知識はタダ」です。正しい情報を知識として自分の中に増やしていって、お客様のためにもなる「情報」として提供することも価値のあることです。
さあ、いい店に向かっていきましょう。

商売の種 若い人へ2021年05月11日

先日、オンラインで大学の講義をしました。
学生の皆さんの顔を見られず、私が一方的に話すようなことになり、反応がよくわかりませんでした。   しかし、講義後の提出物に目を通してみると、何らかの刺激を受けてくれたようで少し安心しました。

そこで改めて、これから社会に出て仕事をする人や独立したい人達に伝えたいことがあります。
それは「商売の種はどこにでもある」ということです。

私の商売人生の中で、例えば、築地の修業時代のことです。
私は問屋で働く先輩8人の3食のまかないを担当していました。ぬか漬をつくる時には、ぬか床の殺菌や虫よけそして味を良くするために、からしや卵の殻や唐辛子や昆布を入れていました。それを見ていたおかみさん(社長の奥さん)が「ぬか床用に使うなら、いいからしではなく、からしのかすでいいんじゃないの?」と  言ったので、からし屋の千代田さんに伝えました。しばらくして製品化されたのが「ぬかみそからし」です。今でも売っているロングセラー商品です。

別の話、独立修業のための食品店の雇われ店長の時のことです。
私は売上を増やしたいとお店のご用聞きをしていたら、とんかつ屋のおやじさんが「今のとんかつソースは濃すぎてソース瓶から出にくくて困るが、何かいいのがないか?」と聞かれました。私の頭の中では「とんかつソースにウスターソースをまぜればできるはず」とひらめいたので「はい。」と言って店に帰ってすぐに実践。翌日、「中濃ソースです。」と言って持って行ったら「出やすいし使いやすくていい。」と喜ばれました。後にソースメーカーが製品化した「中濃ソース」の始まりです。この時は、「商品」と「(中濃という)言葉」を開発しました。

最後に、すかいらーくの1号店をオープンする時のことです。
梅雨時のオープンなので傘立てが必要です。でも、今もホテルの玄関外にある「鍵付きの傘立て」は他人の傘を持って行かれることがなくていいのですが、値段が高くてとても買えない。でも、なんとかしないといけない、それで思いついたのが「ポリ袋の傘入れ」です。私達にとっては傘立てが不要で安上がり、お客様にとっては自分のテーブルに置いておけるので安心でした。

どうでしょうか?
今よりも「同じ機能で安くなる」、「便利で使いやすくなる」、「不便をなくす」、「不安をなくす」、「安全を届ける」、「おいしい」、「きれい」、「うれしい」、どれも商売の種になるんです。お客様の生活で「いいね」と思ってもらえる「新しい価値」を創り出すことが商売の源だと私は思います。

就職することを目標にするのではなく、就職して何をしたいか、また、就職ではなく起業という選択もあります。社会人になるということは世の中のための仕事をするということです。自分の人生をどうしたいのか、よく考えて、日々を過ごしてほしいです。

新聞広告と新聞記事

本日、朝刊数紙に「宝島社」が見開き二面の全面広告を出しています。
文字だけを書き出します。

緊急事態
ワクチンもない。クスリもない。
タケヤリで戦えというのか。
このままじゃ、政治に殺される。
私達は騙されている。
この一年は、いったい何だったのか。
いつまで自粛をすればいいのか。
我慢大会は、もう終わりにして欲しい。
ごちゃごちゃ言い訳するな。
無理を強いるだけで、なにひとつかわらないではないか。
今こそ、怒りの声をあげるべきだ。
宝島社

また、日本経済新聞のオピニオン面は「80年間、なぜ変わらない」として、同社のコメンテーターの秋田さんが「戦前・戦中・現在」の国家運営の「三つの共通の欠点」をあげています。
・戦略の優先順位をはっきりせず、泥縄式の対応をしており、何がゴールかわからない。
   だから、国民の支持も十分得られない。緊急事態宣言には従わない。
・縦割り組織の弊害。省庁間・国と自治体の連携の乏しさ。
   70数年平和体制でやってきたので、緊急時の緊急体制ができない。
   全体状況を冷徹に判断し、政策を調整できるリーダーが乏しい。
・「なんとかなる」という根拠のない楽観志向
   2009年の新型インフルエンザの翌年、国の総括会議は感染大流行にそなえた提言をまとめた。
   そこには、保健所・PCR検査・ワクチン開発の強化などがあったがたなざらしとなった。

緊急時にこそ、正しい情報を得て分析確認し、過剰ではない適切な「個人が予防のためにやるべきこと」
「企業や店がやるべきこと」とその根拠を明示し、国民・県民に対して病院と生活応援の体制を整備すること、それが、国と自治体のリーダーのやるべきことです。それがあれば、私達は自分で考えて商売がいくらでもできるのです。

首相も都知事も昨年のコロナ発生の初期の失敗を隠そうとした対処を続けて来たので「守る」ばかりですから「攻め」にはなりません。野球でたとえるとバットを持たずに打席に立つようなものです。
是非、原因をつきとめ、本当に必要な対策を決めて、進む道を決断してください。
議員や知事にとって、国民・県民は金の吸い上げ所ではなく「お客様」、税金をいただいてその中から給料をいただいているのです。それを忘れて、大臣のメンツ、党のメンツ、議員のメンツ、でことを進めるのは間違いです。私達国民一人一人は、皆わかっています。
間違ったことは認めて謝罪し、根拠を示し、正しい方向を示して皆で進むべきです。