火事2025年03月28日

国内外で多くの山火事が発生しています。
発生原因は様々ですが、これだけの大火事が続いているのに、「屋外で火をつけて燃やす」ことが危ないと思わない行動の結果もあるようで、大変心配です。

それとは別に、住宅火災の死亡事故も多く耳にします。
消防白書によると、火災による死者の死因不明は約4割で残りの5割(全体の50%)が逃げ遅れで、高齢者が多く、死因は一酸化炭素中毒・窒息・火傷の順だそうです。

戦後80年、バラック→長屋→アパート→団地→戸建て・マンションと日本の住宅は激変をしてきました。
木造の長屋やアパートは燃えたらおしまいでしたが、間取りや作りがシンプルだったから、外にさえ出られたら命が助かったことも多かったのではないかと思います。

私は、最近の住宅火災のニュースで当然のように死者が出ていることが気になって仕方ないのです。
何故、一酸化炭素中毒になってしまうのか、現代の住宅素材(外装・内装・壁紙・床材・天板・塗料)は住む人の安全を高めてくれるのでしょうか。家は台風・地震・洪水などの天災や火事などから命を守る場所でなければいけません。

住宅構造や間取りや逃げ口へのつくりは住む人の安全を守ってくれますか? 
安心して暮らすことができるでしょうか?
家の形やデザインは、かっこよさだけではなく「安全第一」になっているでしょうか?

食に関わる人は、食べ物でお客様の安全を支えます。
商売というのは、全て同じです。
「利益最優先」で仕事をしてはならないのです。
「儲ける」のではなく、いいものをつくった結果「売れて・喜ばれて・儲かる」のです。
住宅に関わる人は、住む人の安全を支えるために、「住」のマーチャンダイジングを進め、土地開発から交通整備・地盤確認・水光熱整備・街づくり・建材素材・装飾など全てのことについて見直しをして欲しいです。難燃性素材とはいってもガスが発生してしまうのではないか、火事に気がつく造りになっているか、安全に避難できるか、「安全」最優先の家づくりをもっともっと追求するべきだと思います。


おかしい2025年03月14日

最近の世の中は、おかしなことばかりです。
昨年、一度、米の話をしましたが、先日、やっと「備蓄米の放出」が発表されましたが、とにかく遅い。
発表から放出までの時間が長く、放出量は不足解消にはほど遠い21万トンという少量、とりつくろいのためのみみっちい話で、国民の米の非常時とは思えない。100万トン以上出さないと価格は動かない。
不足した原因を発表せず、「今年も不足する可能性がある」などど、批判を受けることを事前にかわそうとしています。

昨年、農相は「新米が出たら供給が足りて、価格も下がり安定する。」とはっきり言ったではありませんか。それでも、米価は今も2倍を超えており、「効果がなければ追加する」など、どこから出て来るのでしょうか? 自分達に払った税金が、高い米価格維持のために使われていて、その高い米を買わなければいけないのはどう考えてもおかしい。安くておいしい米を作りたい人には作らせて、良質な米は、買いたい人がいれば輸出するにも補助金など不要です。国と農水省の目が「自分の国と国民」に向いておらず、行政の方向性が間違っているのです。。

もともと、日本人は、「もの静かな国民」というイメージがありました。
でも、そろそろ、「おかしいことはおかしいと発言し、情報の不足や間違いは問いを出して追求して変えさせる」ことをしないといけない時代になってきた気がします。私達の生活や国がつぶれてしまいます。

いつも言っていますが、国民・県民・市民・町民・村民のための仕事をするのがそれぞれの役所・行政の仕事です。窓口や庁舎内の人は一生懸命に仕事をしていますが、自治体や行政全体がこれまでやってきたやり方を続けているだけで時代に対応していない、そのことが問題なのです。時代に合わせて必要なコトを迅速にやることが必要で、世界と日本の流れをとらえて、この先に何が必要なのかを見極めて、方向を決めないといけません。

本当におかしいです。