ピカピカの店2014年12月10日

いい店の2つ目の条件は、ピカピカできれいな店です。

ピカピカできれいな店という意味は、いつも掃除と手入れが出来ているということです。
他の店と比べるのではなく、自分の店がお客様に対して約束している環境をいつも整えているかどうかということです。

道路からの入口は、運転する人が入りやすくてきれいか、駐車場はでこぼこがなく白線がきれいに引かれているか、車止めには壊れがなくて停めやすいか、水たまりができていないか、雑草が生えていないか、植木が枯れていないか。

店の入口のドアのガラスに汚れや指の跡がないか、床はきれいか、テーブルはベトベトしていないか、座席に食べかすやゴミがないか、椅子の座面に穴や汚れはないか、まわりの出窓やブラインドやカウンターにほこりがないか、ランプシェードはきれいか。

トイレの便器は拭かれていてピカピカに光っているか、洗面台に汚れや水あかがなくピカピカに磨いてあるか、髪の毛が落ちていないか、排気口にほこりがたまっていないか、食器や小物に汚れがなく磨かれているか、そしてユニフォームと身だしなみがきれいでシャキっとしているか、全てのことに注意が必要です。

ということは、建物が新しいか古いかということとは関係がないのです。新築でオープン3日目でも、磨いていない店は「きたない店」です。逆に古い建物でも、毎日細かく手入れと掃除をしている店は「ピカピカできれいな店」なのです。

私は、料理さえおいしければ他のことはどうでもいいとは思いません。食べるということには、「気持ちのいい空間で」食べるという意味が含まれていると思うからです。昔、国立のすかいらーくは、トイレがきれいでピカピカなので、食事はしないのにトイレ休憩のためにある会社の社長車が立ち寄る場所として使われていたことがありました。そのことは、お客様はもちろん働く人にとっても喜びでありました。時代は違いますが、「きれいな店で気持ちいいね」と言っていただけることが、レストランには必要だと思います。