薬の話2024年10月11日

先日、病院の処方箋を持って薬局に行ったら「その薬はもうない」と言われました。
日本の大手製薬会社が「処方薬」としての製造を終了したのだそうです。
でも、同じ薬を「市販薬」として売り出していますとのこと、仕方がないので買って帰りました。
もちろん保険はききません。とてもおかしいことだと思います。
私の知人は、市販薬としての販売もしていない薬がなくなるそうでとても困っていました。

また、「ジェネリック医薬品(後発医薬品=特許の切れた新薬と同じ成分の薬等)を使って医療費が増えないようにしましょう。」と言って保険証に貼る「ジェネリック医薬品を希望します」というシールまで出していたのに、会社が行政指導を受けたので、その薬の生産量が極端に少なくなり入手できないと言われました。

これは私が感じることですが、厚生労働省が「医療費削減のため、製薬会社には処方薬を作らせずに、患者には市販薬を買わせる」ようにしている気がするのです。どう考えても話の筋が通らない。
筋の通らないことを私達は許して放置してはならないのです。

国は国民の命を守り生活を良くするのが仕事、政治家も役人も医者も製薬会社も病院も、それができないならやめて欲しいです。商売としては、国民・患者はお客様、お客様の役に立たないなら仕事をしていることにならない、人の社会が成り立たないことを忘れている気がしてなりません。