先日、国民生活センターの発表に次の内容がありました。
「2024年のテレビ通販のトラブル相談件数は8,705件、契約当事者の年齢は70歳以上が77.4%」
私は、この10年ほど、テレビの通信販売のCMを見て電話注文したことが何度もありました。
そして、実際に使ってみて「おかしいな。話が違うぞ。」と思ったのがほとんど毎回のことでした。
自分の会社の商品のいいところを見せて、「だから買ってくださいね」というのは当然のことです。
食品ならば、その成分は表示を見たらわかります。
インターネット通信販売ならば、商品仕様を見たらわかります。
でも、テレビでは映像と声の説明がほとんどです。そして、時間と勝負、今だけですよという呼びかけについ、「すぐに注文しよう」という気になるのです。
買うのを決めたのは私本人です。
ただ、実際に使ってみると、見たようには使えなかったのです。
今は、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌だけではなく、私達に届くメディア(媒体)としてはインターネット・SNS・その他多種多様なものがあります。その中でメディアは、CMでもショップ番組でも、商品についての責任を負う必要があると思うのです。
コンビニでも飲食店でも食品メーカーでも車の会社でも、自社の商品に不具合があればすぐに、販売中止・回収・交換するのは当然です。それなのに、CMや通信販売に時間の枠を提供しているテレビ局やメディアは、「場の提供」「枠の提供」をすることで「収入を得ている」だけで、その中身や商品には責任を負っていないのです。
前につきあいのあった肉屋さんに聞いた話です。
テレビショッピングの話が来たので、商品を用意したところ、価格の決定権はテレビ側にあり、「手数料」として上乗せした価格を決定しての放送になったそうです。それが売れたというのです。
肉屋さんは損をした訳ではありません。でも、消費者は「知らないうちに高く買わされた」という不信感が生まれるのではないでしょうか?
商売は、売れないことには先がありませんが、「売れるからこれでいい」「儲かるからこれでいい」だけでやり続けるだけではいけないんです。「うそ」と「インチキ」はもちろんダメです。
「真面目にコツコツ」を忘れたら商売が続かないのです。商売は「信頼」ですよ。