商売徒然 謙虚であること2018年07月20日

この店は自分がよくやっているからお客様が来てくださる、そう思っているとしたら、それは錯覚です。
店は一人でやっているものではありません。いい店というのは、働く人全員が種をまき、店長が水をやり、お客様が花を咲かせてくれるものだからです。

今のあなたのお店はどうでしょうか?
このところ、お客様が多く来てくださったのは、テレビがきっかけかもしれない、それは大変にありがたいことですが、次に来てくださるかどうかは、「あなたの店の品質」次第です。
店全体がきれいになっているか、接客にモレがないか、コーヒーと料理は出来上がりのおいしいものをすぐにお届けしているかどうか、私達がいつもお客様に約束している、いつものことひとつひとつをしっかりとやっているかどうかなのです。

どんなトップ企業でも一瞬のうちにダメになることがあります。それは「うぬぼれ」た瞬間です。
床にゴミがないか、トイレはきれいになっているか、接客する人には笑顔があるか、ひとつひとつの仕事をしっかりやり続けることを忘れてはいけないのです。

いつも、うぬぼれることなく、謙虚な気持ちと姿勢で、努力を続けていきましょう。
一人一人がその思いを持って、店全体もその思いでまとまること、それが「いい店」につながり、「高倉町珈琲」全体を強いブランドに変えていくことになっていくことにつながります。


80歳になりました2017年11月01日

本日、お蔭様で80歳の誕生日を迎えることができました。
皆さん、どうもありがとうございました。

振り返りますと、あれもこれもどれもそれも、いろいろなことをやってきましたが、自分としては、まだ「完成」までたどり着いたことがないのです。「すかいらーく」をつくった時にはそれまでなかった「ファミリーレストラン」という新しい価値で日本中のお客様に喜んでいただきました。それが株式の公開を機に「価値づくり」が止まってしまったので私は一歩退いたのです。「ジョナサン」では、独自の良さを追求して「有機野菜の導入」などでお客様に喜んでいただいたのですが、会社の合併を機会に「ブランドと人の力」が弱まってしまったのです。そして、「すかいらーく」で社長として良い会社をつくろうとした矢先に、ファンドの利益主義に巻き込まれて「解任」されたので、私の仕事の場がなくなりました。
「不完全」ばかりだったことを悔やんでいることもあって、今日も挑戦を続けている気がします。

それが、4年前から「高倉町珈琲」を始めることが出来たのです。
私は、今とこれからのお客様に本当に喜んでいただける店をつくりたいのです。
私は8歳から仕事をしていて「遊び方」を身につける時間がなかった。そのために、仕事をせずに遊んで暮らすことができない性分になったのだと思います。ひばりが丘の「ことぶき食品」という食料品店で、新しい売り方や商品でお客様に喜んでいただいた時から、私は「商売」という仕事が面白くて大好きになり、「お客様にもっと喜んでいただきたい」、だからそのために色々なことをやったのです。

だから、死ぬまで仕事をする、このことは今日も改めて自覚していることです。仕事の仕方がそのまま生き方になってしまいましたが、細かいことに気をとられずに、自分の思いを仕事に集中させられる今の状況をとても感謝しています。

今年は、私達の目指す「店づくり」と「会社づくり」にじっくりとりかかる足場を見つけることができました。ですから、ここで思い切り力を入れて進めたいと思います。

これからも、どうぞよろしくお付き合いくださるよう、お願いいたします。

三芳藤久保店 オープン2017年06月26日

「高倉町珈琲 三芳藤久保店」がオープンしました。
店長と従業員の皆さん、おめでとう。

三芳藤久保店の場所は、細長い土地で道路に接している部分が川越街道側しかなく、とても入りにくい立地でした。しかし幸いにも「備長扇屋」と「博多ラーメン鶴亀堂」を運営している株式会社ヴィアホールディングス様のご好意をいただいたことにより、駐車場の共用と通り抜けが可能となり、多くのお客様をお迎えする準備ができました。ラーメンと焼き鳥とコーヒー、飲食の3店それぞれの営業時間がずれていることから、駐車場の使い勝手が良いと思います。

また、三芳藤久保店では、甲府昭和店に続いて変えたことがふたつあります。
ひとつは、喫煙席をなくし、独立した喫煙室を設けたことです。これにより、吸わない方の快適な環境を整えることができました。
もうひとつは、ブラインドです。軽くて明るくて手入れも楽なものを導入することができました。店をつくりあげるのに必要な建築資材や備品も「高倉町珈琲」の大事な商品の一部です。仕入れと同じで、幅広い情報力とネットワークを持っていると多くの商品を検討することができます。良いものは、どんどん取り入れていきたいです。

オープンまでには、いろいろな方々の努力と協力をいただきました。
これからは、店長とお店の皆さんの「接客力」が重要です。

高倉町珈琲では、どこのお店でも大事なことは変わりません。
ピカピカのきれいな店で、おいしい料理で、笑顔の接客で、多くのお客様をお迎えしましょう。いい仲間がいて、いい仕事ができると、いい店になります。
地域の皆様に喜んでいただける、働き甲斐のある、よい店になるよう、張り切って仕事をしましょう。皆さんの笑顔とお客様の笑顔、楽しみにしています。

「食べる」ということ2017年05月19日

「機能性食品」「低糖質」「高タンパク質」「乳酸菌」、このところ、飲み物も食品もレストランのメニューも「機能」「効能」をアピールしているものがあふれています。また、「〇〇が体にいい」「〇〇ダイエット」という言葉で始まる広告やCMは、何十年もの間いろいろと「〇〇」の部分が変わりながら本当に毎日流れています。でも、そんなに良いものばかりなら、どうしてもっと国中の人がもっと健康にならないのでしょうか? どうして医療費が増え続けているのでしょうか?

私が最近思うのは、「もっと食の基本を大事にしたい」ということです。
テレビCMで出している会社がありますが、「体は自分が食べたものでできている」のです。
自分の口で食べて、体を動かす、それが毎日の生活の原点です。
 ずいぶん前のこと、「高齢の女性が病気になり、抗生物質を投与したが効かなかった。」という新聞記事を読んで怖くなったことがありました。「その人は鶏肉が大好きで、いつも鶏肉ばかり食べていた。」という添え書きに、その頃は家畜の病気予防のために鳥や豚や牛の餌に抗生物質を混ぜていた会社があったことを思い出しましたから。

私は食べることの恐怖をあおりたいのではなく、自分が食べるものについては、「作る人」や「売る人」がいうことは一つの情報として受け止めた上で、自分の判断で選んで食べるということについてもっと強く認識する必要があると思うのです。なぜなら、CMや広告では「商品の欠点」を言うことは決してないのですから。

病気になった人が、食事の制限や制約により自分の「食」を見直して食生活を変える必要ができて苦労している話をよく聞きます。そうなると、家族や食品会社やレストランのサポートが本当に必要となりますね。これからますます企業が「健康」のための提案をすることが求められます。サプリメントはあくまでも「補助」、これさえ飲めばよいというものではないと思います。

例えば、家も服も食べ物も「害がないこと」が最低限必要なことだとしたら、住みやすい家・肌にやさしくてきれいな服・おいしくて体にいい食品が安全の基本、気持ち良く快適にさせてくれることが「価値」なのではないでしょうか?

私も「おいしいもの」「好きなもの」「食べたいもの」を食べるのはもちろんですが、歳をとって食べる量が減ってきました。食べることは、自分の責任です。親は子供に「食べる」ことの大切さを身につけさせることが必要ではないかと思います。「食べる」ことについて、皆がもっと大事にしたいのです。