消費税増税2019年10月01日

今日から消費税が10%に増税されました。
その中で、軽減税率対象の区分けは、全く理解納得のできるものではありません。
消費者・販売事業者のことなど眼中にない、政治家の自分勝手な都合を反映させた結果としか見えないのです。なぜ、食べることを「飲食店レストラン」と「食品」という風に分ける必要があるのでしょうか?また、おにぎりやサンドイッチを買った後にどこで食べるかによって、なぜ税率が違うのでしょうか? 準備が間に合わないという、2税対応レジやキャッシュレス推進の導入も含めて、本当にわかりにくいです。私共のある店でも、前々から申し込んであったのに、行政の受付の都合で今日の開始に間に合わず、後付けが出来ないのでポイント還元できずにお客様にご迷惑をかけている、開始にはまだ数週間かかりそうだという報告を受けています。誰のための、何の取り組みなのでしょうか?

これでは築地の移転と同様に、小さな店をやめてしまうという事業者が増えるように思います。
春にお話しましたが、昨年の築地の移転では、移転を機に廃業した事業者が数十ありました。
そして、移転してから一年ですがすでに豊洲で撤退した店があり、今後の廃業予定もあると聞いています。やめる理由は、「遠くて不便で家賃が高くてお客さんが来ないから」だそうです。

その一方で、先日の新聞には、東京都の中央卸売市場の昨年の年間決算で営業赤字が125億円だったこと、今後は毎年120億円の赤字が出るが累積資産があるので約50年は市場の事業継続が可能だと表明していること、などが書かれていました。商品の取り扱いが減っている中で、赤字を出しながら、廃業者が増えていく、こんなおかしいことはありません。一体、東京都の資産とは誰のものなのでしょうか。

今回は消費税です。財務省は「消費税の引上げ分は、すべての世代を対象とする社会保障のために使われます。」と掲げています。それならば、その実数字と使った内容結果を全てわかりやすく、説明する必要があります。国がやることでおかしいことには、どんどん声をあげる必要があります。一人一人の声は小さくても皆の声を代表して届けるのが業界団体、外食では日本フードサービス協会の仕事です。お客さんの不便さや事業者の煩雑さコスト増など、「反対」の声を世間に大きく響かせるということを全くしているようには見えなかったことが残念です。お客様にお応えする会員会社のために存在するという役割を果たして欲しいと切に願います。

ポイント還元で目をそらすことができると思ったら大間違い、国を動かすということは、国民の皆さんの役に立って生活を良くすることだということを、関わる人は認識して欲しいです。

入社式

高倉町珈琲では、今年は毎月のように「新入社員」を迎えています。
今日入社した皆さん、おめでとう。

私達が「高倉町珈琲」を始めてから、多くの社員が入社しましたが、その年齢は20代から50代と様々で、経験も技術も考え方もいろいろです。でも、多くの人に共通しているものがあります。それは、「自分の将来の夢のためにここで働くのだ」という気持ちの表れ、目の輝きです。

自分の将来についての考えがとてもはっきりしていて、目的意識が高いのです。
高倉町珈琲は、「いい人・いい店・いい会社」を基本にしています。それは、特に私達の「レストラン」という仕事では、「価値をつくるのは人」だからです。機械やシステムやIT・AIはそのサポートとしての価値があるのであって、それらが主体という訳ではないのです。だから、働く人には成長してもらって、レストランの価値をつくりだす新たな仲間をどんどん育ててほしいのです。そうすると、「また、あの店に行きたい」と思ってご来店いただき、「売上」が出ます。お客様には喜んでいただき、その結果「儲け」が生まれるのです。

利益があるのは商売として重要なこと、いい仕事で利益を増やし、それを皆で分ける、その繰り返しです。
会社は働く人を応援し、その結果が会社の成長になると思っていますが、それは会社を大きくすることではないのです。数十年の間に、会社としてするべきことをやめてしまった企業も随分ありました。しかし、高倉町珈琲は違います。いつも前向きな気持ちでしっかりと仕事をして、いい人を育てて、お客様のお役に立つことを考え続ける、そんな一人一人の集まった会社でありつづけたいです。

皆さんの健闘を楽しみにしています。



新潟笹口店オープン2019年07月18日

新潟県に初めての「高倉町珈琲」、新潟笹口店がオープンしました。
店長と働く仲間の皆さん、おめでとう。

今回驚いたのは、働く仲間の募集に対して400人もの応募があったということです。そのため、募集は途中で打ち切りました。多くの方の応募を得られたことは大変ありがたいこととうれしく思います。

前にお話しましたが、私達の計算では、日本中に150店の「高倉町珈琲」を出すことが出来ます。
その中で、新潟県には3〜5店出すことが出来ると思っています。

そして、今年は特に、「動き」の年、フランチャイズの新しい形に取り組んでいます。
それは、「地方(ローカル)」の「地域(エリア)活性化」です。
日本では、もともと、銀行がない時代から有望な商売人に対して「融資をして育てる」という気質がありました。私は、令和の時代になって改めて、「日本の良いやり方」をひとつひとつやり直すことが求められているように思います。「安さ」を追求することだけではなく、「お客様が毎日を気持ちよく、時間を楽しんで、喜んでいただくためには何をすればいいのか」をいつも考えて行動する必要があります。それが商売なのです。

「きれいな店で、おいしい飲み物と料理で、親切な接客で」お客様をお迎えする、それが高倉町珈琲です。
また、「いい人・いい店・いい会社」、働く誰もが成長して、お客様に喜んでいただく店にして、しっかりと利益を出す、そのことに全員で取り組みます。さあ、お客様をお迎えしましょう。働く皆さんには、大切な時間を使って、活き活きといい仕事をして欲しいです。皆さんの笑顔があふれるいい店、楽しみにしています。

やさしい社会2019年06月12日

80歳になって一年半が経ちました。体の反応が遅くなってきたなあとつくづく思います。

ずいぶんと忘れっぽくなりました。「メガネ・財布・スマホ」の三点セットを確認してから家を出ます。それでも、他に荷物があると、あっという間に何かを忘れます。
庭の水やりをしていて、蛇口を閉め忘れて水びたしにすることもありました。
ゴルフの飛距離はどんどん落ちてしまったのですが、ここしばらくはかなり頑張ったのでまた少し伸びて、スコアで負ける回数が減りました。これはうれしいことでしたが、その分、体の疲れが増えました。

でも、口数は減らず、しゃべるスピードは速くなるばかりです。これは私の元気の証拠です。
前にもお話しましたが、私が築地に入った時、おやじさんから「お前のしゃべり方と歩き方は遅い。それでは商売にならないよ。」と言われました。それからずっとしゃべるスピードをあげることに努力してきました。だから、今さらゆっくり話すことなど心がけてもとてもできないのです。おやじさんが「遅い」と言わなくなった時、それが商売人の条件をひとつ達成した時だったと思います。

おやじさんは、「いい商売をするには、速いしゃべりと歩き方が必要」ということをまず教えてくれました。そして、できるようになるまでは「遅い」「遅い」といい続けてくれました。何も言わなくなったということは「OK」という評価だったのです。褒める人ではなかったので、「叱らない」ということは私にとっての「合格通知」のようなものでした。

さて、ここでまわりを見回してみると、今の世の中には「やさしさ」が不足していると思います。
人を育てるには、「教えて」「ほめて」「叱る」ことが必要です。言われる側がうれしいこともいやなことも言ってやらないといけないのです。
それなのに、親が子に、先生が生徒に、まず「人としての基本」を教えていないように思うのです。
しなくてはいけないこと、してはいけないこと、それをしっかりと教えているでしょうか?
そして、こどもがしたことについて、「ほめる」「叱る」ことで評価をしているでしょうか?
教えないと叱ることもできません。

自分の家族に限らず、地図を見て困っている人、誰かに何かを聞きたい人、「やさしさ」が必要な場面は、手の届くところにいっぱいあります。そこでは、声をかけてみてはどうでしょうか? その様子を見た人は、何がいいことか、体感としてひとつひとつ身についていきます。

思いやりと親切、皆の「やさしい」行動で楽しくていい社会になりますね。
高倉町珈琲は、いい人が仕事をして、お客様から喜ばれるいい店を目指して、働く人が人生をかけるだけの意味のあるいい会社にしたいと思います。